メキシコにはどんな特徴があるでしょう。
メキシコは日本人にとってはあまり馴染がなく、どんな国か想像もできないという人が多いのではないでしょうか。
私たちが抱くメキシコのイメージは下記のようなものだと思います。
- 麻薬カルテルの影響で治安が悪い
- 陽気な国民性
- タコスやナチョスなどの料理
- 映画リメンバーミーのカラフルな世界観
テレビでメキシコはすごく危険だって言ってたよ…。
それは事実なんだけど、実はメキシコのことを一度知ると、その魅力の虜になってしまう人が多いんだ!
こんな疑問を解決します。
- メキシコってどんな国?
- メキシコの魅力は?
実際にメキシコに住んでいた筆者が、上記の疑問に回答していきます。
それでは見ていきましょう。
メキシコの特徴: メキシコってこんな国!
そもそもメキシコってどんな国?
まずは簡潔にメキシコの特徴を教えるね!
メキシコの特徴を簡潔にまとめると、こんな感じです。
- 北アメリカのラテンアメリカ国家
- 多くのメーカー企業の生産拠点
- 日本の5倍の面積にほぼ同等の人口
- 一年を通して温暖、気温差が激しい
- スペイン語を共通語としている
- 主食はトウモロコシのトルティーヤ
メキシコは中南米の国と思われがちですが、実は北アメリカに属しています。
アメリカの真下という地理的条件により、多くの外資系企業がメキシコを生産拠点にしています。
メキシコの地理的特徴についてはこちら。
日本の5倍の面積を誇る広い国でありながら、人口は日本とほぼ同じ。
気候は一年を通して温暖ですが、朝晩の気温差が激しいのが特徴です。
メキシコの気候についてはこちら。
主に使用されているのはラテンアメリカのスペイン語。
トウモロコシからできた薄いパン「トルティーヤ」を主食にしています。
メキシコの食べ物についてはこちら。
メキシコの特徴についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
メキシコってどんな国?
メキシコの特徴について分かったところで、メキシコの魅力について見ていきましょう。
メキシコの特徴: メキシコの魅力はこんなに多い!
メキシコは、「治安」という面では大きなデメリットを持つ国です。
しかしそれ以上にメキシコという国には魅力が多く、一度知ってしまうとハマって抜け出せなくなる人が多いのも事実なのです。
メキシコの魅力を要約すると、
- 温かく「来るもの拒まず」な国民性
- 宝石のようにカラフルな街並み
- ワクワクする民芸品の数々
- 透き通るようなターコイズブルーの海
- 誰もが虜になってしまうグルメ
- 先住民族のロマンあふれる歴史
- 日本のことを誇りに思える超・親日国
それでは一つずつ見ていきましょう。
メキシコ魅力①温かく「来るもの拒まず」な国民性
メキシコ人は一般的に、フレンドリーな性格な人が多いです。
そのため、外国人を見ると興味を持って話しかけてくることも少なくありません。
外国人に対して閉鎖的なヨーロッパ等と比べ、メキシコは移民や観光客に寛容な姿勢。
「来るもの拒まず」な国民性から、スペインの侵略を許した悲劇の歴史もあります。
初めてメキシコにスペイン人が到着した時、当時のメキシコ人達は丁重におもてなしをしたんだ。
それが裏目に出て侵略されてしまったんだね。
現在でも移民に対する寛容な姿勢は変わっておらず、メキシコ政府は様々な国からの移民を受け入れています。
出稼ぎ労働者や、戦時中にアメリカから追放された日本人も、メキシコはたくさん受け入れたのです。
その結果、メキシコには巨大な日系コミュニティがある。
かつてレバノンからの難民を大量に受け入れたんだ。メキシコで一番のお金持ちになった人もいるよ。
世界で三番目にお金持ちと言われたカルロス・スリムさんだね!
そう、フォーブスの世界長者番付常連である実業家、カルロス・スリム・ヘルという人をご存じの人もいるかもしれません。
カルロス・スリム氏はメキシコ人ですが、両親はレバノンからの移民なのです。
”子供達に素晴らしい国を作ってあげる事は大事だが、それよりも素晴らしい子供を国に提供する事の方が大事だ”
— ショーン サムリン (@sean_sumlin) April 24, 2020
”今を必死に激しく生きろ。過去の出来事に縛られるな、未来を楽しみとしろ。全ての人間が自分で自分の運命を決める”
-メキシコ一番の金持ち・カルロス スリム#かっこいい親父 #教育 pic.twitter.com/5ClOcQdLDA
メキシコ魅力②宝石のようにカラフルな街並み
ディズニー・ピクサー映画の「リメンバーミー」を見た人の中には、「カラフルな世界観に惹かれた」という人もいるのではないでしょうか。
写真は映画リメンバーミーに登場する「死者の国」のモデルとなった町、グアナファトというところ。
「宝石箱をひっくり返したような町」「世界で最もカラフルな町」と表現され、町全体が世界遺産に登録されています。
グアナファトは、町全体が世界遺産に登録されている「コロニアル都市」です。
コロニアル都市って何?
スペインの植民地として開発された、ヨーロッパ風の都市のことだよ。
メキシコにはこのような「コロニアル都市」がたくさんあり、レトロな街並みを楽しむことができます。
またメキシコ人は明るいビビットカラーを好む傾向にあり、家の外壁をカラフルに塗装することが多いです。
現在では、カラフルな街並みを見るために世界中から観光客が訪れています。
メキシコ人の独特な色彩感覚から、カラフルな世界観が生まれた。
メキシコ魅力③ワクワクする民芸品の数々
メキシコには、カラフルで美しい民芸品がたくさんあります。
可愛くて見ているだけでワクワクしてしまいます。
メキシコといえば、カラフルな刺繍だよね!
中でも有名なメキシコの刺繍が、オトミ族の「テナンゴ」。
オトミ族に伝わる神話に出てくる動物や植物など、「自然」をモチーフとしているのが特徴です。
他にもたくさんの種類の民芸品があり、それぞれの地域の個性を生かした民芸品が作られています。
メキシコ魅力④透き通るようなターコイズブルーの海
カリブ海に面したメキシコ東海岸には、世界中の観光客を魅了するリゾート地「カンクン」があります。
真っ白な砂浜と、「カリビアンブルー」と呼ばれる美しいターコイズブルーの海に、誰もが癒されること間違いなし。
日本からもハネムーンで訪れる人が多いよ!
カリブ海の美しさに感動する人はとても多く、世界中からたくさんの観光客が訪れています。
宇宙飛行士の若田光一さんも、カリブ海が一番好きな景色だと言ってた!
さらにカンクンがあるユカタン半島には、「セノーテ」と呼ばれる水中洞窟があります。
ユカタン半島は、大昔恐竜を絶滅させた巨大な隕石が落ちた場所。
隕石の影響を受け何十億年もかけて作られた、ユニークな生態系なのです。
セノーテについてはこちら。
メキシコ魅力⑤誰もが虜になってしまうグルメ
メキシコ料理といえばタコスだよね!
そうそう!でも実はタコス意外にも美味しい食べ物がいっぱいあるんだ。
メキシコ料理といえば「タコス」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
実はレパートリーが豊富でユニークな料理なのです。
メキシコ料理は2010年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
メキシコ料理の特徴は、トウモロコシをベースに用い、唐辛子やインゲン豆、その他地域で採れる野菜や穀物をふんだんに使用して作られる、スパイシーな料理。
これらの食材は栄養価が非常に高く、現在では「スーパーフード」「宇宙食」などと言われ、世界中から注目されているのです。
メキシコ魅力⑥先住民族のロマンあふれる歴史
メキシコでは、太古の昔からこの土地に住む「先住民族の血を受け継ぐ人」が住んでいます。
メキシコ国内で自らを「先住民」だと認識する人達は、2500万人以上。
彼らは大きく分けると68の先住民グループに分けられます。(参考文献1)
メキシコの先住民ってアメリカンインディアンのこと?
アメリカの先住民族は「インディアン」と呼ばれ、「アバター」や「ポカホンタス」などの有名映画のモデルにもなっており知名度が高いですが、
「メキシコの先住民族って何?」
と思われる方が多いと思います。
例えば日本で有名なメキシコの先住民族に、「マヤ族」と「アステカ族」があります。
「マヤ」といえば、天体観測や高度な建築技術で有名な、あの「マヤ文明」を築いた人たちだよ。
そのほかにも68もの先住民族の村があり、それぞれの土地で受け継がれる「先住民文化」があります。
大多数のメキシコ人は、これら先住民族とヨーロッパ系民族の混血であるとされています。
メキシコ魅力⑦日本のことを誇りに思える超・親日国
メキシコには1万人を超える日本人が住んでいます。
メキシコと日本は政治的にも仲が良く、ほとんどのメキシコ人は日本人にとても好意的な印象を抱いています。
「日本から来た」というだけで、大歓迎されるよ。
主な理由として、自動車メーカーなどの日系企業の進出が、メキシコの経済成長に大きく貢献しているからです。
また、日本のアニメやマンガが好きな人がとても多いです。
そのため日本の文化が好きな人や、日本語を話せる人がたくさんいるのです。
日系企業の進出やアニメなどの影響で、日本文化に馴染みのある人がとても多い。
メキシコに行くととにかく日本のことを褒められ、日本出身だということを誇りに思えることでしょう。
私はヨーロッパに住んだことがあるんだけど、日本人であることが恥ずかしいと思うような差別に遭ったことがあるんだ。
逆に自分の国のことをよく思ってくれるのは嬉しいね。
メキシコの特徴: Q&A
メキシコの特徴: まとめ
いかがでしたでしょうか。
メキシコの魅力をまとめると、
- 温かく「来るもの拒まず」な国民性
- 宝石のようにカラフルな街並み
- ワクワクする民芸品の数々
- 透き通るようなターコイズブルーの海
- 誰もが虜になってしまうグルメ
- 先住民族のロマンあふれる歴史
- 日本のことを誇りに思える超・親日国
結論、
一度メキシコのことを知ってしまうと、その魅力にハマってしまう人が多い。
この記事を読んで、メキシコに少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。
このブログでは、メキシコやスペイン語に関する様々な情報を発信しています。
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これからメキシコへ行く予定のある方はこちら。
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