ピンクレイクってカンクンから遠いけど行く価値あるの?
実はピンクレイクがあるエリアは見どころがたくさん!楽しみ方を知ってるか知ってないかで全然違うよ。
メキシコでインスタグラマーに大人気の写真映えスポット、ピンクレイク(ラス・コロラダス)。
※ピンクラグーンとも呼ばれます。
写真だけでなく、実物も本当に綺麗なピンク色。
しかしカンクンから4時間もかかるため、本当に行く価値があるかどうか疑問に思われるかもしれません。
筆者も友人から行く価値はないと聞いていたのですが、実際に行ってみると大大大満足。
要は楽しみ方を知っているか知らないか!
ピンクレイクは楽しみ方を間違えると、ただ写真を撮るだけのつまらない観光になってしまいます。
この記事を読むことで、ピンクレイクを最大限楽しむ裏ワザが分かるよ!
- ピンクレイク観光の全て
- 最大限楽しむモデルコース
- 隅まで楽しむとっておきの裏ワザ
- フラミンゴやワニを見る方法
ピンクレイクの楽しみ方について、誰よりも分かりやすく解説。
メキシコのピンクレイクとは?
まずはじめに、ピンクレイクについて知っておくべきことがあります。
それは…
ピンクレイクは自然の産物ではないということ。
自然の海でもなければ、湖でもないのです。
ピンクレイクは実は、人工的に作られた塩の生産工場なんだ。
それはショック…。先に知れて良かったかも。
ユカタン州のピンクレイクはメキシコで最も重要な塩田。
Sal Solというメキシコで有名な塩のメーカーです。
もともと観光地ではなく塩を生産するだけの場所だったのが、SNSで人気が大爆発。
近年観光化が進み、世界中からたくさんの人が写真を撮りに来ています。
- ピンクレイクは自然の湖ではない
- メキシコ最重要な塩田
ピンクレイク:入場料金
入場料金 | 国内観光客 200MXN 外国人観光客 300MXN |
時間 | 20~30分のツアー |
場所 | Map |
ピンクレイクで観光客用に開かれているのはそのごく一部。
現在、ガイド付きでしか入ることができません。
現地でチケットを購入できるため、事前に予約する必要は特になしです。
- 現地に到着後ガイドをつけてもらう
- 旅行会社のツアーとして行く
ピンクレイクに入るには、これらの2通りの方法があります。
予約なしで行くなんて心配…。
その場合は旅行会社のツアーに参加すれば、移動まで手配してくれるのでスムーズ。
- ガイド付きでないと入れない
- 20~30分くらいのツアー
- チケットは現地でも購入可能
ピンクレイク:なぜピンク色なの?
ピンクレイクはなぜピンク色なのでしょうか?
ここユカタン半島で塩を作るためには、
- 海水
- 太陽
- バクテリア
この3点セットが必要。
実はこの塩の製造方法は、マヤ先住民時代から続くもの。
最初はこのように茶色の海水を使います。
これが太陽にさらされ、どんどん蒸発していきます。
水中には赤色の色素カロテノイドを含む「Artemia(アルテミア)」というバクテリアが生息。
フラミンゴのエサとなるバクテリアだよ。
海水が蒸発し塩分濃度が高くなることで、アルテミアの赤色も濃くなります。
その結果、海水全体がピンク色に見えるというわけ。
ピンクレイクを最大限に楽しむ1日モデルコース
ピンクレイクのおすすめモデルコースは、ズバリこれです!
ピンクレイクは、ピンク色が一番綺麗に見える正午に行くのがおすすめです。
- ピンクレイクで写真を撮る
- ピンクレイク所有の秘境ビーチ
- フラミンゴの群れを見る
だいたいピンクレイクのツアーはこの2つがセットになっていることが多いです。
ピンクレイクだけだと物足りないので、リオ・ラガルトスと組み合わせるのがおすすめです。
ピンクレイクを最大限に楽しむコツ①リオ・ラガルトスのツアー
入場料金 | 国内観光客 1,200-1,800MXN 外国人観光客 70-100USD ドローンOK |
時間 | 2時間程度のツアー |
場所 | Map |
ピンクレイクから30分東に進んだところに、リオ・ラガルトスという場所があります。
ここには巨大なマングローブがあり、約2時間かけて船で回ることが可能。
このツアーですが、めちゃくちゃ楽しいです!
まるでアマゾンのジャングルの中に迷い込んだような雰囲気が味わえます。
ピンクレイクでは規制されているドローンを飛ばすことも可能。
リオ・ラガルトスのマングローブツアーには、
- プライベートツアー
- 団体ツアー
と2つの方法がありますが、最大限楽しむためには①プライベートツアーが断然おすすめ。
野生のワニを近くで見られる
ワニは通常夜行性ですが、船が来るとエサをもらえると思って出てきてくれます。
かなり近くまで来てくれて、実際に触ることも可能。
ここに生息するワニはおとなしい性格らしく、人を襲ったりしないんだとか。
野鳥がすぐ近くまで来てくれる
リオ・ラガルトスには、珍しい野生の鳥がたくさん生息しています。
船に乗ってきてくれるので、本当に近くで見ることができます。
マヤの泥パック体験ができる
マヤの泥パックは、マヤ先住民時代から伝わる健康法。
硫黄が混ざった泥を体に塗ることで、
- 美肌効果
- 健康効果
- 日焼け止め効果
などがあると考えられてきました。
日本で硫黄の温泉に入るのと似てるね!
ニキビ治療などでも硫黄が使われるよね!
そんなマヤの泥パックが、リオ・ラガルトスで体験できます。
地球の肺マングローブの中に入れる
マングローブは、熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水が混ざり合う場所に生育する植物群。
- 地球最大の酸素共有源
- 津波から町を守る役割
- たくさんの生物のすみか
など、重要な役割を担っている地球の肺。
私たち人間はマングローブに生かされていると言っても過言ではありません。
そんなマングローブの中に入ることが可能。
美しいバージンビーチを貸し切れる
リオ・ラガルトスには、もちろんビーチもあります。
自然保護区なので人の手が全く加えられておらず、自然のままのビーチを楽しむことができます。
ほぼ貸切でビーチを楽しめるので、写真も撮り放題です。
カンクンでは絶対できない贅沢な体験だよ!
【ランチ】おすすめレストランLos Negritos
料理 | 海鮮料理 ベジタリアン対応 |
時間 | 毎日6:00-22:00 |
場所 | Map |
その他 | カード使用可能 シャワーあり |
ランチは絶対にここがおすすめ。
この辺りは観光化が進み始めたばかりで、とにかく物価が安いです!
ローカルな雰囲気がまだかなり残っているので、海岸地域の人々の生活に触れられます。
リオ・ラガルトスへ来たら、ローカルなレストランでランチしてみましょう。
安くて新鮮な海鮮料理が食べられるよ!
ピンクレイクを最大限に楽しむコツ②ピンクレイクのツアー
ピンクレイクで最高の写真を撮る
ピンクレイクに来る一番の目的である、写真撮影。
太陽が真上に来る正午を狙ってピンクレイクに行きます。
入場料金 | 国内観光客 200MXN 外国人観光客 300MXN |
時間 | 20~30分のツアー |
場所 | Map |
入り口で入場料を払い、ガイドさんと一緒にピンクレイクを一周。
写真を撮るのが目的のため、他にできることはあまりありません。
そのため、ピンクレイクを最大限楽しみたい人はこの裏ワザを使ってみてください。
ガイドに追加料金を払って周辺のビーチへ案内してもらう。
「フラミンゴがいるところへ連れて行ってもらえますか」と頼んでみよう!
せっかくピンクレイクまで行くのなら、ピンクレイク以外も楽しみたいところ。
ピンクレイクの会社は塩田以外にも広い土地を所有していますが、私有地のため一般の人は立ち入りできません。
- 人の手が加えられないバージンビーチ
- フラミンゴの群れ
そんな秘境エリアですが、ピンクレイクのガイドさんとなら入ることができます。
野生フラミンゴの群れが見られる
リオ・ラガルトスでは遠くからしか見られなかった野生フラミンゴの群れ。
ここではかなり近くで見られました!
特別な条件下でしか生きられない野生のフラミンゴを見られるのは、すごく貴重です。
野生のフラミンゴは臆病な性格だから、あまり近づけないんだ。
フラミンゴのベストシーズンは7月~9月。
- 5月~6月にかけてフロリダから飛んでくる
- 7月~12月に塩田でエサを蓄える
その後はマングローブの中に入っていくんだそう。
一般人立ち入り禁止のバージンビーチに行ける
ピンクレイクが所有する土地には、ビーチもあります。
一般人が入ってこないためゴミも落ちておらず、すごく綺麗です。
この地域は一年を通して藻が少ないことでも知られており、写真を撮るのにピッタリ。
ピンクレイク:一番綺麗に見える時間帯は?
ピンクレイクの色が最も綺麗に見える時間帯は、
ズバリ正午!
太陽が真上にくる11時~13時がベストタイミングです。
展望台から見ると、太陽の光がいい感じに反射してパステルピンクに見えます。
ピンクレイク:どんな服装・恰好で行けばいい?
ピンクレイクがあるユカタン州では、一年を通して気温と湿度が高い傾向にあります。
夏の最高気温が40度を超えることも。
日差しもかなり強く、肌が露出していると真っ赤に焼けてしまいます。
そのため、
可能な限り涼しくかつ日差しを避ける恰好
が適しています。
でもせっかくだから写真映えするワンピースとか着たいよ。
そんな女性におすすめなのが、
ロングワンピース+羽織の組み合わせ。
写真を撮るときだけ羽織を脱げば良いので、簡単です。
ピンクレイク:持ち物
- 帽子
- サングラス
- 水
- 日焼け止め
- 歩きやすい靴
- カメラもしくはスマホ
- 現金
カードが使えないところも多いので、現金5000ペソくらいは用意したいところです。
ATMも少ないです。
ピンクレイク:ベストシーズンは?避けるべき時期は?
ピンクレイクでは塩分の濃度で色が決まるため、塩分濃度が薄くなれば色も薄くなります。
つまり、雨の後はピンク色が薄まってしまうということ。
メキシコでは11月~4月が乾季、5月~10月は雨季です。
そのためピンクレイクへ行くのに最適な時期は、
乾季の11月~4月がベスト。
もちろんそれ以外の時期でもピンク色は見られるから安心して!
7・8・9月はハリケーンの影響を受けやすいため、あまりおすすめしません。
メキシコの気候についてはこちら
ピンクレイク:Q&A
ピンクレイク:アクセス・行き方
- レンタカー
- ツアー
- バス
残念ながら、カンクンから直接行けるバスは出ていません。
バスで行く場合はTiziminで乗り換える必要があります。
レンタカーでカンクンからピンクレイクへ行く方法
おすすめ度 | ★★☆ 安くて自由がきく |
時間 | 約4時間 |
私はいつもレンタカー!
カンクンでは、国際免許とパスポートがあれば運転可能。
ただ警察が賄賂を求めてきてトラブルに遭うリスクがあります。
安全のため、有料道路で行くこと。
ツアーでカンクンからピンクレイクへ行く方法
おすすめ度 | ★★★ 一番簡単で楽 |
時間 | 約4時間 |
一番おすすめなのが、ツアーを利用する方法。
出費は少し増えますが、バスを乗り換える手間や言葉の問題を考慮すると、ツアーが最善です。
今回紹介したモデルコースのツアーで、最安値はここ。↓
【最安値】ピンクレイク&リオ・ラガルトスのツアーカンクンからバスを乗り継いでピンクレイクへ行く方法
おすすめ度 | ★☆☆ 安いが面倒で時間がかかる |
時間 | 約5時間+乗り換え時間 |
直接の便がないため、近くの町Tizimin(ティシミン)を経由します。
この方法は乗り換えに時間がかかりすぎるのであまりおすすめしません。
おすすめはバジャドリードに一泊してバスで行く方法
実は、Valladolid(バジャドリード)からもたくさんバスが出ています。
バジャドリードはカンクンとピンクレイクの間にある町。
チチェンイツァやインスタ映えするセノーテがたくさん集まっている地域でもあります。
バジャドリードはいくつもの観光スポットの中間地点。
ここに宿泊することで、各スポットへの移動時間を大幅に短縮できます。
このバジャドリードからピンクレイクまではわずか2時間。
バジャドリードではピンクレイク行きの日帰りツアーがそこらじゅうで売られています。
ピンクレイク:まとめ
いかがでしたでしょうか。
カンクンからかなり遠いですが、絶対に行く価値はあります!
中間地点バジャドリードに宿泊すれば、移動も怖くありません。
是非試してみてくださいね!
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