なぜヴィーガンは蜂蜜を食べないのか?養蜂は環境に悪いって本当?生態系バランスを崩す?

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ヴィーガン 蜂蜜菜食

ヴィーガンの食生活といえば、肉や魚、乳製品を消費しないことで知られていますよね。

しかし、ヴィーガンと呼ばれる人たちの中には、蜂蜜も食べない人たちが多くいます。

蜂蜜は動物というよりは昆虫。
蜂蜜は植物の蜜だし、蜂を殺しているわけではないからいいのでは?と思う人もたくさんいるでしょう。

なぜヴィーガンは蜂蜜を食べないのでしょうか?

なぜヴィーガンは蜂蜜を食べないのか?

ミツバチは人間のために蜂蜜を作っていない

そもそもミツバチは人間のためにせっせと働いて蜂蜜を生産しているわけではありません。

自分たちの巣のために蜂蜜を作ります。赤ちゃんの餌や、自分たちの保存食として。

ミツバチが苦労して取ってきた大切な蜜を、人間に奪われて嬉しいはずがありません。

これは人間が一方的に「搾取」していることとなり、ヴィーガニズムに反します。

ヴィーガニズムは、人間ができる限り動物を搾取することなく生きるべきであるという主義 。
(参考: The Vegan Society)

蜂が一生のうちに作る蜂蜜の量は、わずか小さじ12分の1。

もし朝ごはんのシリアルに蜂蜜小さじ1杯をかけるとすると、蜂12匹の一生分のライフワークを食べていることになります。さらに、わずか500gの蜂蜜を作るために、約200万本の花が必要になります。ヴィーガン 蜂蜜

大量消費のために蜂蜜を生産するのは、持続可能(サステイナブル)ではありません。

404 NOT FOUND | トトポとメキシコ生活
保護犬トトポとサステイナブルなメキシコ生活

市販の蜂蜜は人工的に作られている

 

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蜜蜂は通常、植物の花の蜜から蜂蜜を生産するわけですが、それを分けてもらっているだけでは効率が悪いです。

常にスーパーに商品を並べておくためには、大量生産する必要があります。

そこで人間は、蜂に砂糖水(または異性化糖)を与える方法を編み出しました。
この方法によってコストを下げ、生産効率を上げているのです。

①まず女王バチは羽を切り取られ、巣の中に閉じ込める
②彼女を守ろうとするミツバチたちに仕事をさせる。
③ある程度蜂蜜が溜まってきたら、蜂を混乱させるために煙をかける。
④蜂蜜を取り出したら、蜂蜜を砂糖水に置き換える。

巣から蜂蜜を取り出す過程で巣は破壊され、蜂は自分たちの巣を守るため、命がけで針を刺してきます。
このプロセスでは、たくさんのミツバチが死にます
煙で蜂の羽が焼けてしまうこともあります。

煙によって嗅覚を混乱させ、さらに巣が燃えていると錯覚させることで、蜂は大量の蜜を飲み込みます。
お腹がいっぱいになった蜂は、攻撃性が低くなり、刺される可能性が下がるからです。

特に大規模な工場型の養蜂場では、巨大な機械で蜜を掻き出すため、数えきれないほどの蜂が潰れて死にます。

そして、当然ですが砂糖水だけでは蜂たちは栄養不足になってしまいます。
砂糖水を与えられた蜂はビタミン・ミネラル、PH及び酵素が不足し、野生の蜂の胃と比べてみるとはるかに小さく、しわ寄っていることが分かっています。
(参考文献・論文: Mother Earth News / PETA /論文1 / 論文2 / 論文3 )

女王バチの人工授精

畜産と同様、生産効率を上げるために、女王バチには人工授精が行われます。

オスの蜂の精液はオンラインで販売されており、オスの精液を取り出すためには、オス蜂を潰して殺す必要があります。
さらに、女王バチと働きバチセットなんていう商品も買うことができます。

これは「生体販売」にあたり、ヴィーガニズムに反します。

ペットショップで犬や猫が売買されるのに反対するのと、全く同じ理屈です。

 

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品種改良が生態系を破壊する

蜂は生態系の維持に絶対欠かせないもの。
蜂は100種類以上の植物を受粉させ、それらの作物は全世界の90%を養っています。

蜂がいなくなってから4年後に、人間も絶滅するといわれています。(アインシュタインの言葉)

もちろん、人間だけでなく多くの動植物が絶滅することでしょう。
それほど、蜂は生態系にとって超超超重要な昆虫。

そんな中、利益を上げるためだけに蜂の品種改良がおこなわれています。
これは植物の蜜を集める他の昆虫にとって致命的なリスクであり、生態系のバランスを崩しかねない行為です。

ケンブリッジ大学のJonas Geldmann教授は、次のように述べています。
「現在地球上で行われている養蜂は、環境保全には全くならない。」

人間が蜂の品種改良を行うことで、自らの存続さえも脅かすことになります。

単純に気持ち悪い

人間は動物性のものをしばらく食べていないと、肉や魚や乳製品がとても気持ち悪く見えてきます。
動物たちの苦しみと痛みでできているものだと思うと、どうしても食べ物にみえませんし、肉や魚に関しては死体にしか見えません。

そうなると、蜂蜜も蜂が口から吐き出した嘔吐物にしか見えません。
※厳密には嘔吐物ではありませんが、口から吐き出していることは確か。

そういった理由で蜂蜜を消費しない人もたくさんいます。

蜂蜜を買うことが、蜂の数を増やすのにつながる?

コスト削減のために、定期的に全滅させる

たしかに、たくさんの人が蜂蜜を買うことで需要が増え、さらに多くの蜂が生まれるように思う人もいると思います。

しかし実際のところ、多くの養蜂場で蜂たちは定期的に全滅させられます。

なぜなら、蜂は冬にあまり蜂蜜を作らないため、一度全部殺してしまった方が、コストがかからないから。
そうすることによって冬の間彼らに砂糖水を与える必要がなくなり、その分のコストが浮きます。

働きバチを全部殺すのではなく、女王バチだけを殺す場合もあります。

蜂を作れるミツバチ以外の種を絶滅に追いやる

そもそもすべての蜂が蜂蜜を作れるわけではありません。
中には蜂蜜を作らない蜂も存在します。どちらも生態系にとって、大変重要な役割を果たしています。
「蜂が地球上で最も重要な役割を果たしている」と主張する科学者や研究者もたくさんいるくらいです。

そんな中、人間の都合で蜂を作れるミツバチだけが大量繁殖されているため、他の種が絶滅に追いやられています。
養蜂場で育てられる蜂は多くの場合、野生の蜂と仲が悪いことで知られており、他の種にとって致命的となるウイルスに感染させてしまうこともあります。

蜂蜜を作らないタイプの蜂、約2万種以上が現在、絶滅の危機に立たされています。
一方蜂蜜を作るミツバチの数は、過去50年間で45%も増加。

生態系にとって重要なのは、バランス
一つの種だけ増えてバランスが崩れると、ドミノ式に他の種が絶滅に追いやられるのです。

生態系バランス 自然循環 ヴィーガン 蜂蜜

まとめ

蜂たちは、女王バチがどこへ行っても追いかけてきます。
彼女を守るために、毎日せっせと蜜を集めてきます。
健気だと思いませんか?

養蜂は自然ではありません。
蜂を守りたいのなら、利益のことしか見えない養蜂業界に投資するのではなく、自然界でミツバチの数を増やす方法を検討する必要があります。

実は、誰でも簡単にできます。
庭に、化学肥料なしのオーガニックの花を植えるだけ
この方法は、蜂にとっても人間にとっても、メリットしかありません。

我が家の庭にも毎日たくさんの蜂が来ますが、こちらから攻撃しないので絶対に刺されません。
まだ庭で花を育てていない人は、今日から試してみてくださいね。

蜂蜜の代わりにおすすめなのが、アガベシロップやメープルシロップ
我が家では、農薬を必要としないメキシコ産アガベシロップを使っています。↓

https://totopodejapon.com/2020/07/27/agavesyrup/

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