【ESA】犬猫ペットと飛行機の客室に。エモーショナルサポートアニマルとお引越し。

ESA エモーショナルサポートアニマル 飛行機 ペット 日本 機内持ち込み

それはそれは大変だった、国を跨いでのお引越し。

愛犬が生まれ育ったメキシコを離れ、遠い遠い日本へ連れていくため、一年前から入念に準備を重ねてきました。

今回私は、愛犬を貨物に預けるのではなく、エモーショナルサポートアニマルとして客室に持ち込むことを決めました。

結果大満足だったので、その際の体験談を残しておこうと思います。

※ペットの輸出入手続きに関しては別の記事に書こうと思っているので、今回は割愛させて頂きます。

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目次

ANAエモーショナルサポートアニマル同伴の手続き

今回私はメキシコから成田行のフライトで、エモーショナルサポートアニマルを同伴しました。

まず大前提として、現在エモーショナルサポートアニマルの同伴を認めているANA国際線のフライトは【メキシコ発着便】のみ。

手続き方法は見つけるのがとても難しいのですが、身体障がい者補助犬をお連れのお客様という部分に該当します。

ANAの公式ホームページには下記のように記載がありますので、メキシコシティ空港のグラウンドスタッフになんと言われようと、制度として認められていることに間違いありません。

サービスドッグは、障がいをお持ちのお客様のために決められた仕事、補助をするように訓練されていることが必要です。

エモーショナルサポート犬:精神疾患を持つお客様の情緒的サポートを行う犬

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/flight_service_info/assist/dogs/

ANAメキシコに電話で問い合わせても現地スタッフは何も分かりませんので、不明事項は直接日本のANAへ問い合わせることをおすすめします。

私の場合、ANAの手続きはだいたい2週間前くらいから手続きを開始し、問題なく搭乗することができました。

それでは、具体的にどう手続きを進めていったのかを説明します。

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メキシコシティ空港

①Psychiatric Service Dog/Emotional Support Dog Application for Mexico

こちらは公式ホームページのリンクからダウンロードできる書類になります。

https://www.ana.co.jp/guide/flight_service_info/assist/dogs/pdf/Afterammendment_supportdog_applicationsheet.pdf

このPDFを印刷し、かかりつけの精神科医などに診断書を記入をしてもらいます。

※心理学の学位を持っているカウンセラーなどでもOKみたいです。

1ページ目には注意事項の記載がありますので、熟読してください。

2ページ目に、かかりつけ精神科医の名前、サイン、電話番号、ライセンス番号と、ライセンス取得日、取得場所などの個人情報を記載する部分がありますので、賛同いただける方にお願いしてください。

この書類が用意できれば、あとはとてもスムーズです。

②出発48時間前までの予約

①の書類が用意できたら、下記リンクの【メールでのお問い合わせ】という部分より、問い合わせを開始してください。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/flight_service_info/assist/dogs/

メールには①の書類を添付してください。返信はとても速いです。

OKがもらえると、現地メキシコスタッフへしっかりと情報を伝えてくれます。

ペット同伴の料金は無料です。別でペット枠を予約する必要はありません。

輸出入手続きとは関係ないので、成田空港に連絡する必要はありません。

その他不明な事項はこの際にメールで聞いてしまって大丈夫です。

確認後は、下記の注意事項が送られてきました。

(1)便出発時刻の120分前を目安にカウンターまでお越しください。
(2)動物の輸出入に必要な書類(輸出検疫証明書、健康証明書
輸入証明書等)はお客様ご自身にて出発国/地区、渡航先の
検疫所、大使館等に確認のうえ、事前にすべてご用意ください。
(3)日本の空港ではターミナル内を連れて歩くことが禁止されております。
ペット用コンテナ(檻)や、ソフトケースをご用意ください。

また、中型犬以上の場合は、足元が広くなっている、トイレの後ろの席を予約してもらうよう伝えると安心です。

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③ハーネス、タグの提示、もしくは口頭での確認

口頭での確認とありますが、ペットの持っている資格や飼い主の症状など、実際に何か聞かれることはありませんでした。

アメリカではこういった個人情報を聞くことは違法になっていると思いますが、メキシコではそういった法律はありませんので、聞かれる可能性はあると思っておいた方がいいと思います。

ちなみにうちの犬は特別な資格を持っていません。

しかし、エモーショナルサポートアニマルと大きく記載しているベストを持っているので、それを着せて空港に行きました。

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注意事項

日本でエモーショナルサポートアニマルは存在しない

アメリカやカナダではESAは常識のようになっていると思いますが、日本ではそもそもESAというもの存在しないということを、覚えておいてください。

日本で認められているのは、介助犬や盲導犬など、身体に障害のある方をサポートする動物だけです。

そのため、日本に到着したらとても肩身の狭い思いをすると思います。

将来的に、精神的な問題を持つ人間をサポートする動物が認められていくことを願うばかりです。

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日本までの長い長い道のり

成田空港ではケージ(檻)が必要

メキシコシティの空港では必要ありませんが、成田空港ではペットをケージに入れる必要があります。

具体的には、検疫所に到着してからはケージに入れる必要があります。入管はそのまま歩いて行かせました。

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トレーニングされていることが前提

エモーショナルサポートアニマルという動物は、特別な資格を必要としません。

しかしお仕事をしてもらう以上、暴れまわるようではだめです。しっかりと飼い主に従うよう訓練されている必要があります。

セキュリティチェックでは、人間が通ってから動物が通ります。

そのため、「待て→おいで」の命令を完璧にこなさなければいけません。

うちの犬は当日、練習通りに完璧に仕事をこなしてくれました。空港の職員さんたちも大絶賛!

犬 空港 セキュリティチェック

実際に機内ではどんな感じ?

実際に空港・機内では、特別なサポートが必要な乗客として扱ってもらえました。

そのため、何も心配することはありません。

当日はフライトアテンダントの皆さんが、とてもやさしく対応してくださいました。

日本人の細かい気遣いなどが久しぶりで、泣きそうになったのを覚えています。

ペットの様子は?

離陸と着陸の時は怖がっているようでしたが、終始おとなしく、吠えることもなく、プロフェッショナルに振舞ってくれました。

飛行中は食べ物も飲み物もあげられないので、トイレは一度もしませんでした。

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ヴィーガン機内食

まとめ

今回はフライト直前に申し込んだにも関わらず、とてもスムーズに対応していただき、ANAの皆様には心より感謝です。

とにかく心配で仕方なかった、今回のお引越し。

おかげでとてもポジティブな経験となりました。

少しでも参考になれば幸いです。

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