メキシコに住んでいると、「虫下し」の薬を飲むことを勧められることがあります。
水道水やストリートフード、生野菜などについていると言われる寄生虫の卵。
メキシコに長く住んでいると、胃腸の調子が悪くなる人が一定数いるようです。
日本では珍しいので、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
そもそも寄生虫とは?
最も多いのは芋虫型とミミズ型。顕微鏡で見えるくらいの大きさのものがほとんどで、一定のサイクルで増殖し続けます。
寄生虫が体内に入る経緯は様々で、ほこり、ペット、ストリートフード、トイレ、キッチンなど、きちんと殺菌されていない場所がほとんど。
基本的に口から体内に入るため、石鹸で手洗いをすることが重要です。
必ず飲まなければいけないの?
まず知っておいてほしいのは、メキシコで虫下しの薬を飲むことは必須ではないということ。
今まで飲んでいなかったとしても、症状がなければ問題ないので焦る必要はありません。
一年に一度飲んでいるメキシコ人も多くいますが、全く飲んだことがないという人もいます。
虫下しの薬を定期的に飲んでいるのは、衛生状態の悪いストリートフードを頻繁に食べる人が多いです。
きっかけ
虫下しの薬を飲むきっかけは様々だと思います。
ペットの虫下しに合わせて飼い主も一緒に飲む、という人も多いです。
私の主人はメキシコ人ですが、一度も飲んだことがありませんでした。
今回私たちが虫下しの薬を飲むことになったのは、犬を飼うことになったから。
ずっと外で暮らしていた犬のお腹には大量の寄生虫がいると考えられており、一緒に住んでいる飼い主さんも同時に虫下しの薬を飲むことが推奨されています。
※正確には犬には2回虫下しの薬を飲ませるのが理想で、二回目のタイミングでに飼い主も薬を飲む。
虫下しの薬を飲むメリット
寄生虫がいるとどんな症状が出るのか
体内に寄生虫がいると、次のような症状がみられることがあります。
・疲労感
・集中力の低下
・腹痛
・下痢、便秘
・お腹にガスがたまる
・頭痛
これらの症状は、大腸炎や逆流性食道炎などと密接に関係しています。
メキシコ保健省によると、虫下しの薬を飲むことによって防げる病気が多くあるとのこと。
WHOは一年に二回家族全員同時に行うのが理想だと発表しています。
栄養の吸収を阻害してしまうため、特に子供のいる家庭では飲んだ方がいいそうです。
虫下しの薬の買い方
虫下しの薬は、病院で処方されるものではなく、薬局で自分で購入して飲むものです。
虫下しはスペイン語で「desparasitación」といいます。parasitoが寄生虫なので、これを消すという意味です。
主人がいろいろ調べた結果、今回我が家では口コミの良かった「ロクセル」を選びました。
基本的に一錠飲んで終わりなので、一錠しか入っていませんが、
どの薬局でも売っています。
こんなでっかい箱なのに、もったいな!
虫下しの薬の飲み方と注意点
飲み方のルールは特にないようですが、副作用が出た時のために予定のない日を選ぶことが大切です。
次の注意事項をできる範囲で守ってください。
・家族全員同時に行う(Muchachaさんなども含む)
・服用後はシーツ、タオルを変える
・果物や野菜を殺菌する
・トイレに行った後、料理前は必ず手を洗う。
・水を空気に触れる場所で長時間放置しない。
・肉を食べる際はきちんと火が通っているかどうか確認する。
・服用後は家を掃除、殺菌する。
服用後は死滅してしまった乳酸菌を補うため、発酵食品やヤクルトを飲むといいのだとか。
副作用
下痢、腹痛、吐き気、めまいなどの副作用があることもありますが、基本的には日常生活を送れる程度。
私が実際感じたのは、軽い吐き気。30分くらいで収まりました。
一緒に飲んだ主人も、お腹が動く感じと30分ほどの吐き気を感じたようですが、それ以上は特にありませんでした。
まとめ
虫下しの薬はメキシコで安く手に入り、とても手軽です。
この機会に是非試してみてくださいね。
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